Mac旧OSの確定申告ソフト【動作保証】を確認する5つの手順

はじめに:旧OSのMacで確定申告ソフトを選ぶ際の課題とは

macOS MojaveやCatalinaといった旧OSを使い続ける個人事業主やフリーランスにとって、確定申告ソフトの選定は特有の課題を伴います。最新OSへのアップデートには、既存の業務ソフトウェアとの互換性問題や、慣れた操作環境の変化といったリスクが常に伴うため、慎重にならざるを得ません。しかし、多くのソフトウェアベンダーは最新OSへの対応を優先するため、旧OSユーザーは「使いたいソフトが非対応」「サポートが切れている」といった状況に直面しがちです。

この記事は、あなたのMac環境で「動作が保証された」確定申告ソフトを論理的な手順で探し出すためのガイドです。不確かな情報に惑わされることなく、客観的な事実に基づいて最適な選択をするための思考プロセスを提供します。結論として、最も重要なのは「公式サイトのシステム要件(スペック)を正しく確認すること」であると断言します。

【手順1】自身のMacのOSバージョンとスペックを正確に把握する

確定申告ソフトを選定する上で、まず最初に行うべきは、ご自身のMacのOSバージョンとハードウェアスペックを正確に把握することです。この情報が、ソフトウェア選定の絶対的な基準となります。

  1. 「このMacについて」を確認する
    • 画面左上のAppleメニュー()をクリックします。
    • ドロップダウンメニューから「このMacについて」を選択します。
    • 表示されるウィンドウに、macOSのバージョン(例: macOS Mojave 10.14.6)、プロセッサ(CPU)、メモリ(RAM)などの情報が記載されています。

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なぜ正確なバージョン情報が必要なのか?
例えば、「macOS Mojave対応」と記載されていても、マイナーバージョン(例: 10.14.0と10.14.6)の違いで、特定の機能が動作しない、あるいは安定性が確保されないケースが稀に発生します。ソフトウェアベンダーは、特定のマイナーバージョン以降での動作を保証する場合があるため、ご自身のMacのバージョンを「macOS Mojave 10.14.6」のように正確に把握しておくことが不可欠です。

この情報は、後述する確定申告ソフトのシステム要件と照らし合わせる際の基礎となります。

【手順2】公式サイトの「動作環境」「システム要件」を確認する

ご自身のMacのスペックを把握したら、次に各確定申告ソフトの公式サイトにアクセスし、「動作環境」や「システム要件」のページを探します。この情報は、ソフトウェアの互換性を判断する上で最も信頼できる一次情報です。

確認方法のポイント:
* 公式サイトのフッターやメニューバーに「動作環境」「システム要件」「よくある質問(FAQ)」「サポート」といったリンクがないかを探します。
* 検索機能がある場合は、「動作環境 Mac」「システム要件 macOS」などのキーワードで検索します。

OSバージョンの表記と正しい解釈:
システム要件には、対応OSバージョンが「macOS 11.0 Big Sur以降」や「macOS 10.14 Mojave、macOS 10.15 Catalina」のように記載されています。

  • 「macOS 11.0 Big Sur以降」とある場合: これは、macOS Big Sur(バージョン11.0)およびそれ以降のバージョン(Monterey 12.0、Ventura 13.0など)に対応していることを意味します。MojaveやCatalinaは対象外です。
  • 「macOS 10.14 Mojave、macOS 10.15 Catalina」と明記されている場合: これは、その特定のバージョンに対応していることを意味します。

「推奨環境」と「必須環境」の違い:
多くのソフトウェアには「推奨環境」と「必須環境」の両方が記載されています。

  • 必須環境(最低動作環境): ソフトウェアが動作するために最低限必要なスペックです。これを満たしていなければ、ソフトウェアは正常に動作しないか、全く起動しない可能性があります。
  • 推奨環境: ソフトウェアが快適に、かつ安定して動作するために推奨されるスペックです。必須環境を満たしていても、推奨環境に達していなければ、動作が重い、フリーズしやすいといった問題が発生する可能性があります。

動作保証を求めるのであれば、必須環境のクリアが絶対条件です。推奨環境を満たしていれば、より快適な利用が期待できます。旧OSユーザーは、まず必須環境にご自身のMacが合致しているかを厳格に確認する必要があります。

【スペック比較表】主要確定申告ソフトのMac旧OS対応状況

主要な確定申告ソフトのMac旧OS対応状況を比較します。特にクラウド型ソフトウェアはブラウザの要件を満たせば利用できるケースが多いですが、念のため公式サイトのシステム要件を各自で最終確認してください。

サービス名 対応macOSバージョン ブラウザ要件 料金 (月額目安) 65万円控除対応 電子帳簿保存法対応 公式サイト
freee会計 macOS 10.15 Catalina以降(推奨)
※ブラウザ要件を満たせば旧OSでも動作報告あり
Google Chrome 最新版、Safari 最新版 1,280円〜 公式サイト
マネーフォワード クラウド確定申告 macOS 10.15 Catalina以降(推奨)
※ブラウザ要件を満たせば旧OSでも動作報告あり
Google Chrome 最新版、Safari 最新版 980円〜 公式サイト
やよいの青色申告 オンライン macOS 10.14 Mojave以降(推奨)
※ブラウザ要件を満たせば旧OSでも動作報告あり
Google Chrome 最新版、Safari 最新版 8,000円 (年間)〜 公式サイト
弥生会計 (デスクトップ版) macOS 非対応
(Windows版のみ)
34,100円 (年間)〜 公式サイト

※上記の対応状況は一般的な情報に基づいています。ブラウザ要件を満たしていれば旧OSでもクラウド型サービスが利用できることが多いですが、動作保証は各ベンダーの公式発表に準拠します。必ず各ソフトの公式サイトにて最新かつ正確なシステム要件をご確認ください。

【手順3】クラウド型とインストール型の技術的メリット・デメリット

確定申告ソフトには大きく分けて「クラウド型」と「インストール型(デスクトップ型)」の2種類があります。旧OSのMacユーザーにとっては、この違いを理解することが最適な選択に繋がります。

  1. クラウド型ソフトウェアのメリット・デメリット

    • 技術的メリット:
      • OSへの依存度が低い: ソフトウェア本体はWebサーバー上で動作するため、ユーザー側のMacのOSバージョンに直接的に依存する度合いが低いのが特徴です。
      • ブラウザ要件が主: ほとんどの場合、最新のWebブラウザ(Google Chrome, Safariなど)が動作すれば利用可能です。そのため、旧OSのMacでも、対応するブラウザの最新バージョンがインストールできれば、問題なく利用できる可能性が高まります。
      • アップデート不要: ソフトウェアの更新はベンダー側で行われるため、ユーザーが手動でアップデートする手間がありません。
    • デメリット:
      • インターネット接続が必須。
      • データがクラウド上に保存されるため、セキュリティに対する懸念を持つユーザーもいる。
  2. インストール型ソフトウェアのメリット・デメリット

    • 技術的メリット:
      • インターネット接続が不要な場合が多い(データ同期や税法改正対応には必要)。
      • ローカル環境で動作するため、処理速度が速い場合がある。
    • デメリット:
      • 特定のOSバージョンに強く依存: ソフトウェアがMacのOS上で直接動作するため、OSのバージョンアップに伴い、旧OS版のサポートが終了したり、動作しなくなったりするリスクが高いです。
      • 旧OSでは非対応になりやすい: 新しい税制改正への対応やセキュリティアップデートが、旧OS版には提供されなくなることが頻繁にあります。

A conceptual diagram illustrating the difference between cloud-based and installed software, highlighting OS dependency and browser requirements.

旧OSユーザーにとっては、OSアップデートの影響を受けにくく、ブラウザ要件さえ満たせば利用可能な「クラウド型」が、論理的な選択肢となりやすいと言えます。前述の比較表で挙げたfreee会計やマネーフォワード クラウド確定申告、やよいの青色申告 オンラインは、いずれもクラウド型のサービスです。

【手順4/5】機能要件の定義とサポートポリシーの確認

動作保証されるソフトを絞り込んだら、次に自身の事業に必要な機能要件を満たしているか、そして長期的な利用を見据えたサポート体制を確認します。

  1. 自身の機能要件を明確にする

    • 青色申告(65万円/55万円控除): 複式簿記に対応しているか、電子帳簿保存に対応しているか。
    • 電子帳簿保存法対応: 2024年以降、電子取引データの電子保存が義務化されています。選定するソフトがこの要件を満たしているか確認は必須です。
    • インボイス制度対応: 適格請求書の発行や受領、会計処理に対応しているか。
    • 他サービス連携: 銀行口座、クレジットカード、ECサイトなどとの自動連携機能が必要か。
    • 操作性: 無料体験期間を利用して、実際に操作してみて使いやすいか。
  2. ソフトウェアのサポートポリシーを確認する

    • 公式サイトの「サポート」「FAQ」「利用規約」などに、サポート対象となるOSバージョンの範囲や、旧バージョンに対するサポート期間が記載されている場合があります。
    • 例えば、「現行OSとその2つ前までのOSバージョンをサポートする」といった方針を表明しているベンダーもあります。このような情報を読み解くことで、将来的なOSアップデートの計画と照らし合わせ、長期的に安心して使えるソフトを選ぶための論理的思考が可能です。
    • 無料体験期間中に、サポート窓口(チャット、メール、電話など)の対応状況も確認しておくと良いでしょう。

これらの機能要件とサポートポリシーを総合的に判断することで、単に「動作する」だけでなく、「事業に必要な機能を安定して長期的に利用できる」確定申告ソフトを選定できます。


確定申告ソフトの選定は、あなたの事業の根幹に関わる重要な決断です。今回ご紹介した論理的な手順を踏まえ、ご自身のMac環境と事業要件に最適なソフトを見つけてください。もし、周辺機器や必要なオフィス用品なども同時に見直したい場合は、以下のリンクから最新の製品情報を確認し、効率的な事業運営をサポートするアイテムを見つけましょう。

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まとめ:論理的な手順で、あなたのMacに最適な確定申告ソフトを

本記事では、Macの旧OS(Mojave, Catalinaなど)で動作保証される確定申告ソフトを見つけるための論理的な5つの手順を解説しました。

  1. 自身のMacのOSバージョンとスペックを正確に把握する
  2. 公式サイトの「動作環境」「システム要件」を厳格に確認する
  3. クラウド型とインストール型の技術的特性を理解し、旧OSに有利な選択肢を検討する
  4. 自身の事業に必要な機能要件を明確にする
  5. ソフトウェアのサポートポリシーを確認し、長期的な利用可能性を見極める

不確かな情報や安易な推測に頼らず、必ず「公式サイトの一次情報(システム要件)」を基に判断することの重要性を再度強調します。ご自身のMacのスペックと、各ソフトの要件を正しく理解し、安心して確定申告シーズンを迎えられるよう、この記事があなたの合理的な意思決定の一助となれば幸いです。

レイ@通信費見直しアドバイザー

「感情論抜きで、一番安くて速いのはどこか?」を徹底検証。

元・家電量販店のスマホコーナー担当。
複雑な料金プランやキャンペーンの「裏の条件」を読み解くのが趣味です。

「なんとなく大手キャリア」で毎月損をしている人を見ると放っておけません。
実測スピードテストと料金シミュレーションに基づいた、忖度のない情報を発信します。
ガジェットと猫が好き。

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