e-Tax受理不可エラー(C23456等)の原因と再提出5手順

確定申告の最終段階で、e-Taxによる提出を終えた後、税務署からの返信で「受理不可(コード:C23456)」といった見慣れないエラーメッセージに遭遇し、途方に暮れていませんか?使用している確定申告ソフトのヘルプを調べても、該当するエラーコードが見つからず、焦りを感じている個人事業主や会社員の方もいるかもしれません。

このような「受理不可」エラーは、放置すると無申告扱いとなり、延滞税などのリスクが発生する可能性があるため、迅速かつ正確な対応が求められます。しかし、ご安心ください。本記事を読めば、予期せぬエラーの原因を論理的に特定し、正しい手順で再提出を完了させるための道筋が明確になります。

この記事では、エラー解決を「状況確認」「原因特定」「正しい手順での再提出」という3つのステップで構成し、冷静かつ体系的に問題を解決する方法を解説します。

ステップ1: エラーメッセージの構造を理解し、情報を整理する

予期せぬエラーメッセージに遭遇すると、誰もがパニックになりがちです。しかし、まずは冷静になり、税務署からの通知(e-Taxのメッセージボックスに届く「受信通知」)を正確に確認することが問題解決の第一歩です。

エラーメッセージは、主に以下の3つの要素で構成されています。

  1. メッセージボックス: e-Taxソフトや国税庁のe-Taxサイトで確認できる受信通知全体を指します。
  2. エラーコード: 「C23456」のように英数字で構成される固有の識別子です。ソフトのヘルプに載っていないマイナーなコードである場合もあります。
  3. エラー内容: エラーコードに付随して記載される、具体的な問題の内容を説明するテキストです。例:「〇〇の入力内容に誤りがあります」「電子証明書の有効期限が切れています」など。

例えば、「コード:C23456 内容:納税者の氏名(旧字体)と登録情報が一致しません」といったメッセージを受け取った場合、注目すべきは以下の点です。

  • エラーコード: 「C23456」という具体的なコード。
  • エラー内容: 「納税者の氏名(旧字体)と登録情報が一致しません」という具体的な指摘。

この情報整理が、後の原因特定をスムーズにするための最も重要な初期動作となります。エラーメッセージ全体をスクリーンショットに撮るか、正確にメモを取り、次に進みましょう。

ステップ2: 原因特定フローチャートでエラー源を切り分ける

エラーメッセージを整理したら、次にエラーの原因を絞り込むための論理的なフローチャートを活用します。闇雲に設定を探し回るのではなく、このフローチャートを使えば効率的に原因候補を絞り込めます。

以下に、よくあるマイナーエラーの原因を網羅したフローチャートのロジックを示します。

<img src="https://artificali-blog.com/wp-content/uploads/2026/01/body_seo_bp_d7g3h9k2j5f8_0.png" alt="A flowchart for diagnosing e-Tax submission errors, showing branching paths for user information, electronic certificates, software, attached documents, and input data." class="aligncenter size-full wp-image-882" />

e-Tax受理不可エラー 原因特定フローチャート

  1. 税務署からの受信通知にエラーコードと具体的なエラー内容が記載されていますか?

    • はい → 2へ
    • いいえ → e-Taxソフトの通信環境や、メッセージボックスの確認方法を見直してください。
  2. エラー内容に「利用者情報」や「納税者情報」に関する記載がありますか?

    • はい → 3へ
    • いいえ → 4へ
  3. 【利用者情報の不整合】

    • 確認項目:
      • 氏名、住所、生年月日などが、住民票の記載と完全に一致していますか?(特に旧字体・新字体、ハイフンの有無、番地の表記など)
      • 確定申告ソフトに登録されている利用者情報は最新ですか?(引っ越しや氏名変更後に更新しましたか?)
      • e-Taxソフトの利用者識別番号に紐づく情報も確認が必要です。
    • 対処: 関連する情報を確認し、不一致があれば修正してください。
  4. エラー内容に「電子証明書」や「署名」に関する記載がありますか?

    • はい → 5へ
    • いいえ → 6へ
  5. 【電子証明書の問題】

    • 確認項目:
      • マイナンバーカードの電子証明書は有効期限内ですか?(通常5年間)
      • 電子証明書の発行元(自治体)で失効手続きをしていませんか?
      • J-LIS「公的個人認証サービス ポータルサイト」のJPKI利用者ソフトで、証明書の有効性を確認できますか?
      • 確定申告ソフトで電子署名を付与する際に、正しいパスワードを入力しましたか?
    • 対処: 有効期限切れの場合は再発行が必要です。JPKI利用者ソフトで確認し、問題があれば再発行またはパスワードの再設定を検討してください。
  6. エラー内容に「添付書類」や「ファイル」に関する記載がありますか?

    • はい → 7へ
    • いいえ → 8へ
  7. 【添付書類の仕様違反】

    • 確認項目:
      • 添付したPDFファイルは、国税庁が指定するバージョン(例: PDF 1.4)やファイルサイズを満たしていますか?
      • PDFファイルにパスワード保護や暗号化がかかっていませんか?
      • ファイル名に特殊文字や全角スペースが含まれていませんか?
      • PDFファイルが破損していませんか?
    • 対処: 国税庁の指定仕様を確認し、PDF変換ツールなどで再作成してください。
  8. エラー内容に「入力データ」や「帳票」に関する記載がありますか?

    • はい → 9へ
    • いいえ → 10へ
  9. 【入力データの不備】

    • 確認項目:
      • 特定の勘定科目や金額に、全角数字や特殊な記号、不要なスペースなどが混入していませんか?
      • 入力必須項目が漏れていませんか?
      • 金額の桁数や形式が正しく入力されていますか?
    • 対処: 確定申告ソフトの入力画面に戻り、エラー内容に合致する箇所を細かく確認・修正してください。
  10. 上記のいずれにも該当しない、またはソフトの動作に異常が見られますか?

    • はい → 11へ
  11. 【ソフトの内部エラーや環境問題】

    • 確認項目:
      • 確定申告ソフトやe-Taxソフトは最新バージョンにアップデートされていますか?
      • PCのOSやブラウザは推奨環境を満たしていますか?
      • ソフトのキャッシュクリアや再起動を試しましたか?
      • セキュリティソフトがe-Taxソフトの通信をブロックしていませんか?
    • 対処: ソフトのアップデート、キャッシュクリア、PCの再起動、セキュリティソフトの一時停止などを試してください。

このフローチャートを使えば、闇雲に原因を探すのではなく、効率的に原因候補を絞り込むことができます。

ステップ3: 原因別・具体的なエラーコードの解決策一覧

ステップ2で特定した原因に基づき、具体的な解決策を以下に示します。

【原因A: 利用者情報の不整合】

  • 考えられるエラーコード例: C00001, C12345(架空), 氏名関連のエラーメッセージ
  • 具体的な解決手順:
    1. 確定申告ソフトの利用者情報確認: ソフト内の「基本情報」「利用者情報」などの設定画面を開き、登録されている氏名、住所、生年月日、マイナンバーなどの情報を確認します。
    2. 住民票・マイナンバーカードの記載との照合: 住民票の写しやマイナンバーカード表面の記載と、ソフトの登録情報を一字一句照合します。特に漢字の旧字体・新字体(例:「髙」と「高」、「﨑」と「崎」)、住所の表記(例:「1丁目2番3号」と「1-2-3」)、マンション名・部屋番号の有無などに注意してください。
    3. e-Taxソフトの利用者情報確認: e-Taxソフト(Web版またはPC版)にログインし、利用者情報が正しく登録されているか確認します。必要に応じて修正します。
  • 確認すべき画面: 確定申告ソフトの利用者情報設定画面、e-Taxソフトの利用者情報メニュー、マイナンバーカード。

【原因B: 電子証明書の問題】

  • 考えられるエラーコード例: C00002, C54321(架空), 電子証明書関連のエラーメッセージ
  • 具体的な解決手順:
    1. JPKI利用者ソフトの起動: J-LIS「公的個人認証サービス ポータルサイト」からダウンロードできる「JPKI利用者ソフト」を起動します。
    2. 電子証明書の有効性確認: JPKI利用者ソフトで「自分の証明書」を選択し、有効期限が切れていないか、失効状態になっていないかを確認します。
    3. 有効期限切れの場合: 市区町村の窓口で電子証明書の再発行手続きが必要です。
    4. パスワード誤入力の場合: 確定申告ソフトで電子署名を付与する際に、正しいパスワード(署名用電子証明書パスワード)を入力しているか再度確認します。ロックされた場合は市区町村窓口で解除・再設定が必要です。
  • 確認すべき画面: JPKI利用者ソフトの「自分の証明書」画面、マイナンバーカード。

【原因C: 添付書類の仕様違反】

  • 考えられるエラーコード例: C00003, C67890(架空), 添付ファイル関連のエラーメッセージ
  • 具体的な解決手順:
    1. 国税庁のPDF仕様確認: 国税庁のe-Taxサイトで、添付書類として認められるPDFファイルの仕様(バージョン、サイズ、セキュリティ設定など)を確認します。
    2. PDFファイルの再作成:
      • 元のデータ(Word, Excelなど)からPDFを再変換する際は、PDF変換ソフトやオンラインツールで、国税庁指定のバージョン(例: PDF 1.4)に設定して保存します。
      • パスワード保護や暗号化は解除してください。
      • ファイル名に特殊文字(半角記号の一部、全角記号など)や全角スペースを使用せず、半角英数字でシンプルに命名します。
      • ファイルサイズが大きすぎる場合は、PDF圧縮ツールを使用します。
    3. e-Taxソフトでの再添付: 修正・再作成したPDFファイルをe-Taxソフトに再度取り込み、添付し直します。
  • 確認すべき画面: PDF変換ソフトの設定画面、e-Taxソフトの添付書類設定画面。

【原因D: ソフトの内部エラーや環境問題】

  • 考えられるエラーコード例: C00004, C98765(架空), 処理エラー、システムエラー関連のメッセージ
  • 具体的な解決手順:
    1. ソフトの再起動: 確定申告ソフト、e-Taxソフト、PC全体を一度終了し、再起動します。
    2. キャッシュクリア: 使用しているブラウザのキャッシュとCookieをクリアします。
    3. 最新版へのアップデート: 確定申告ソフト、e-Taxソフト、PCのOS、ブラウザがそれぞれ最新バージョンにアップデートされているか確認し、必要であれば更新します。
    4. セキュリティソフトの一時停止: 一時的にセキュリティソフトを停止し、再度提出を試みます。解決した場合、セキュリティソフトの設定でe-Tax関連のプログラムを許可リストに追加してください。
  • 確認すべき画面: ソフトのバージョン情報画面、OSのアップデート履歴、ブラウザの設定画面。

ステップ4: 【完全マニュアル】エラー解消後の正しい再提出手順

エラーの原因を特定し、修正が完了しただけでは申告は完了しません。修正後のデータを正しい手順で「再提出」する必要があります。このステップを誤ると、再び受理不可となる可能性があるため、以下の手順を慎重に進めてください。

<img src="https://artificali-blog.com/wp-content/uploads/2026/01/body_seo_bp_d7g3h9k2j5f8_1.png" alt="A step-by-step guide on how to resubmit e-Tax after correction, showing a screenshot of the e-Tax software's submission confirmation screen." class="aligncenter size-full wp-image-883" />
  1. 確定申告ソフトで該当箇所を修正し、データを上書き保存:

    • ステップ3で特定した原因に基づき、確定申告ソフトの入力画面で該当箇所を修正します。
    • 修正後、必ずデータを上書き保存してください。この際、誤って新しい申告書として保存しないよう注意しましょう。通常は「上書き保存」や「保存」ボタンをクリックします。
  2. 帳票を再作成し、電子署名を再度付与する:

    • データ修正後、確定申告ソフト内で申告書や添付書類データ(XMLファイルなど)を再作成します。この工程は非常に重要です。修正した内容が反映された最新のデータでなければなりません。
    • 再作成したデータに対し、改めて電子署名を付与します。マイナンバーカードをカードリーダーにセットし、署名用電子証明書パスワードを入力して署名を行います。
  3. e-Taxソフトに修正後のデータを再度取り込む:

    • e-Taxソフト(Web版またはPC版)を起動し、確定申告ソフトで再作成・電子署名したデータを再度取り込みます。
    • 古いデータが残っている場合は、混同しないように注意し、必ず最新の修正済みデータを選択してください。
  4. 送信を実行し、メッセージボックスで「受信通知」を必ず確認:

    • e-Taxソフト上で修正済みの申告データを送信します。
    • 送信後、すぐにe-Taxのメッセージボックスを確認してください。ここに「受信通知」が届きます。
  5. 受信通知内に「受理完了」の旨が記載されていることを最終確認する:

    • 届いた「受信通知」を開き、「申告書等情報については正常に受信しました。内容審査終了後、メッセージボックスに通知します。」といったメッセージや、「受理完了」の旨が明確に記載されていることを最終確認します。
    • もし再び「受理不可」となった場合は、ステップ1から再度原因を特定し直す必要があります。

ステップ5: それでも解決しない場合の最終手段と問い合わせ先

上記の手順をすべて試してもエラーが解決しない場合でも、諦める必要はありません。論理的な次のアクションを以下に示します。

第一の選択肢:e-Tax・作成コーナーヘルプデスクへの問い合わせ

e-Taxに関する専門的なサポートが必要な場合は、国税庁が提供する「e-Tax・作成コーナーヘルプデスク」に問い合わせるのが最も確実です。

  • 問い合わせ時に伝えるべき情報:
    • 利用しているPCのOS(例: Windows 11, macOS Sonoma)
    • 利用しているブラウザ(例: Google Chrome, Microsoft Edge)とそのバージョン
    • 利用している確定申告ソフトの名称とバージョン
    • 税務署からの返信に記載されていたエラーコード(例: C23456)と具体的なエラー内容
    • これまで試した解決手順(例: 利用者情報の確認、電子証明書の確認など)
    • エラーが発生した日時

これらの情報を事前に整理しておくことで、ヘルプデスクの担当者もスムーズに状況を把握し、的確なアドバイスを提供できます。

最終手段:所轄税務署への電話相談や窓口相談

ヘルプデスクでも解決しない場合や、申告期限が迫っている場合は、最終手段として所轄税務署への電話相談や窓口相談を検討してください。

  • 電話相談: 所轄税務署の代表番号に電話し、e-Taxのエラーについて相談したい旨を伝えます。
  • 窓口相談: 税務署の開庁時間内に直接訪問し、相談窓口で状況を説明します。その際、エラーメッセージのスクリーンショットや、これまでの対応履歴などを準備しておくと良いでしょう。

税務署の職員は税務に関するプロフェッショナルであり、個別の事情に応じたアドバイスや、場合によっては対面でのサポートを受けられる可能性があります。

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まとめ:e-Taxのマイナーエラーは論理的な手順で必ず解決できる

e-Taxの「受理不可」エラーは、確定申告の最終段階で発生すると大きな不安を伴うものです。しかし、本記事で解説した「状況確認」「原因特定」「正しい再提出」という3つの論理的ステップを踏むことで、ほとんどのマイナーエラーは解決可能です。

エラーメッセージを正確に読み解き、フローチャートで原因を絞り込み、具体的な解決策を実行し、そして何よりも「正しい手順で再提出」を行うこと。この体系的なアプローチが、焦らず、しかし確実に申告を完了させる鍵となります。

来年度以降、同様のエラーを避けるためには、確定申告ソフトやe-Taxソフトの事前アップデート、マイナンバーカードの電子証明書の有効期限の定期的な確認、利用者情報の最新化などを心がけることが予防策となります。

期限内の申告完了に向けて、あなたの取り組みを心より応援しています。

レイ@通信費見直しアドバイザー

「感情論抜きで、一番安くて速いのはどこか?」を徹底検証。

元・家電量販店のスマホコーナー担当。
複雑な料金プランやキャンペーンの「裏の条件」を読み解くのが趣味です。

「なんとなく大手キャリア」で毎月損をしている人を見ると放っておけません。
実測スピードテストと料金シミュレーションに基づいた、忖度のない情報を発信します。
ガジェットと猫が好き。

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