はじめに:その計算、合っていますか?複数の控除併用で損しないために
「生命保険料控除とiDeCo、両方やっているけど上限は?」「併用するときの計算方法がわからない」――年末調整や確定申告を控える時期になると、このような疑問を抱く方は少なくありません。生命保険、iDeCo、ふるさと納税など、複数の節税施策に関心を持つあなたにとって、正確な控除額の計算は、手元に残るお金を最大化するための重要なステップです。
所得控除は、原則として複数の種類を併用することが可能です。しかし、それぞれに複雑な上限額が定められており、正確な知識なしに計算を進めると、思わぬ計算ミスや、本来受けられるはずの控除を見逃してしまう「損」につながる可能性があります。
この記事を読めば、主要な所得控除の併用ルールと上限額が明確に理解できます。さらに、具体的な計算手順に沿って、誰でもミスなく控除額を算出できるようになることをお約束します。節税の機会を最大限に活かすため、ぜひ最後までお読みください。
【大前提】所得控除の併用と上限額の基本ルール
所得控除とは、納税者個人の事情を考慮し、課税対象となる所得から一定額を差し引く制度です。その目的は「担税力(税金を負担する能力)に応じた公平な課税」を実現することにあります。例えば、家族を扶養している、多額の医療費を支払った、といった個別の事情に応じて税負担を軽減する仕組みです。
この公平性の観点から、所得控除は基本的に複数適用することが可能です。例えば、生命保険料控除とiDeCo(小規模企業共済等掛金控除)は、それぞれが独立した控除であり、両方の要件を満たせば併用して適用できます。
しかし、各控除には、個別の法律で定められた上限額が存在します。複数の控除を適用する場合の原則的な流れは以下の通りです。
- 各控除の支払額を確認する。
- それぞれの控除の計算式と上限額を適用し、個別の控除額を算出する。
- 算出した個別の控除額を、最後にすべて合算する。
この合算された所得控除額が、最終的に総所得金額から差し引かれ、課税所得が決定されます。なお、「総所得金額等の合計額」が、控除額の上限に影響を与えるケース(例えば、医療費控除や寄附金控除の一部)もありますが、基本的には個別の控除額の上限を意識することが重要です。
【一覧表】主要な所得控除の上限額と併用時の注意点
ここでは、多くの人が利用する主要な所得控除について、所得税と住民税における上限額、および併用時の注意点を一覧表にまとめました。ご自身の状況と照らし合わせながらご確認ください。

| 控除の種類 | 所得税の上限額 | 住民税の上限額 | 計算方法の概要と併用時の注意点
「感情論抜きで、一番安くて速いのはどこか?」を徹底検証。
元・家電量販店のスマホコーナー担当。
複雑な料金プランやキャンペーンの「裏の条件」を読み解くのが趣味です。
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