結論:車検切れは百害あって一利なし。査定額は大幅ダウンします
「車検がもうすぐ切れるけれど、売却するならいつが良いのだろう?」
「もしかして、車検が切れてしまった車でも、そこまで査定額は変わらないのでは?」
このような疑問を抱え、車検切れ間近の車の売却タイミングに頭を悩ませていませんか?
本記事では、「車検切れ1週間前」と「車検切れ後」における中古車の査定差額を、具体的なシミュレーションで明確に提示します。結論から申し上げると、車検が1日でも残っているうちに売却することが、金銭的・時間的コストを最小化する唯一の合理的な方法です。
なぜ車検切れで査定額が下がるのか、その論理的背景から具体的な金額の損失、さらには隠れたコストまで、専門的かつ断定的に解説していきます。
なぜ車検切れで査定額が下がるのか?3つの論理的理由
車検が切れた車は、なぜ査定額が大幅に下がってしまうのでしょうか。その理由は、買取業者側の視点に立つと極めて明確です。主な論理的理由は以下の3点に集約されます。
理由1:買取業者の「車検取得費用」が査定額から減額されるため
車検が切れた車は、公道を走行することができません。そのため、買取業者が買い取った後に再販する際、必ず車検を再取得する必要があります。この車検取得にかかる費用(法定費用、整備費用、代行手数料など)は、一般的に5万円から10万円程度にも及びます。
当然ながら、この費用は買取業者の利益を圧迫するため、買取価格からダイレクトに差し引かれる形となります。つまり、あなたの車の価値がその分だけ低く見積もられてしまうのです。
理由2:公道を走行できないため「レッカー代」などの輸送コストが発生するため
車検切れの車は自走できないため、買取業者は車両を引き取る際にレッカー車を手配するか、積載車で運ぶ必要があります。この輸送にかかる費用(レッカー代や積載車の手配費用)は、距離にもよりますが約1万円から3万円程度が相場です。
この輸送コストもまた、買取業者の負担となるため、査定額からの減額要因となります。
理由3:「管理状態が悪い車」というネガティブな印象を与え、商品価値が低いと判断されるため
車検切れの状態は、買取業者に対して「この車は適切に管理されていなかったのではないか」「売主が車の維持管理に無頓着だったのではないか」というネガティブな印象を与えかねません。
もちろん、やむを得ない事情で車検が切れてしまったケースもあるでしょう。しかし、ビジネスの現場では、そうした背景よりも「車検が切れている」という事実が、車両の商品価値を低く判断する材料となりえます。これにより、再販時のリスクと見なされ、結果的に査定額が下がる傾向にあります。
【車種別】車検切れ1週間前 vs 切れ後 査定差額シミュレーション
それでは、実際に車検切れが査定額にどれほどのインパクトを与えるのか、人気車種を例に具体的なシミュレーション結果を見ていきましょう。
前提条件:
* 走行距離5万km
* 修復歴なし
* 人気カラーの場合で比較
| 車種名 | 車検残り1週間 査定額 | 車検切れ後 査定額 | 差額 (損失額) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| トヨタ アルファード | 250万円 | 240万円 | 10万円 | 車検取得費用+レッカー代を想定 |
| ホンダ N-BOX | 120万円 | 112万円 | 8万円 | 車検取得費用+レッカー代を想定 |
| トヨタ ハリアー | 200万円 | 190万円 | 10万円 | 車検取得費用+レッカー代を想定 |

上記のシミュレーションが示す通り、人気車種であっても車検が切れるだけで、5万円から10万円以上の査定額ダウンは避けられません。これは、前述した買取業者の車検取得費用や輸送コストが直接的に反映されるためです。
さらに、これらの金額はあくまで査定額の「差額」であり、あなたが負担するはずだった車検費用や手間を考慮すると、実質的な損失はさらに大きくなることを認識しておくべきです。
査定額だけではない!車検切れ後に発生する3つの隠れコスト
車検切れのデメリットは、査定額の減額だけにとどまりません。売却プロセスにおいて、見落としがちな隠れたコストが複数発生します。
コスト1【輸送費】:自宅から店舗やオークション会場までのレッカー代
車検切れの車は公道を走行できないため、買取業者に引き渡す際、自宅から業者の店舗やオークション会場までレッカー車で運ぶ必要があります。このレッカー代は、距離に応じて変動しますが、数千円から数万円かかるのが一般的です。もし業者が費用を負担しない場合、あなたが実費で支払うことになります。
コスト2【時間的コスト】:仮ナンバーの申請・取得手続きの手間と費用
もし、あなたが車検切れの車を自ら運転して売却先まで持ち込みたいと考えるなら、「仮ナンバー(臨時運行許可)」を申請・取得する必要があります。これは、市役所や区役所で手続きを行い、手数料(750円程度)と自賠責保険の加入が必要になります。申請には車検証や自賠責保険証明書、印鑑など複数の書類が必要で、役所に出向く手間と時間がか大きな負担となります。
コスト3【機会損失】:動かせないため、複数の業者に査定を依頼する「相見積もり」が困難になり、最高額での売却チャンスを逃す
車検切れの車は、基本的に一度に複数の業者に自宅まで来てもらうか、仮ナンバーを取得して持ち込むしかありません。しかし、仮ナンバーの取得は手間がかかり、有効期限も短いため、複数の店舗を回って相見積もりを取ることは非常に困難です。
結果として、比較検討が不十分なまま、提示された査定額で売却せざるを得ない状況に陥りがちです。これは、本来であれば競合による価格競争で得られたはずの最高額での売却チャンスを逃すという、大きな「機会損失」に繋がります。
車検切れを防ぎ、最高額で売却するための合理的な手順
車検切れによる損失を回避し、あなたの車を最高額で売却するためには、以下の合理的な手順を踏むことが不可欠です。
手順1:車検証で有効期間の満了日を正確に把握する(最低でも1ヶ月前には行動を開始)
まずは、あなたの車の車検証を確認し、車検の有効期間満了日を正確に把握してください。理想としては、満了日の1ヶ月前には売却に向けた行動を開始することを強く推奨します。これにより、余裕を持ったスケジュールで次の手順に進むことができます。
手順2:複数の買取業者へ一括で査定を依頼し、査定額を比較検討する
車検が残っている間に、必ず複数の買取業者へ一括で査定を依頼しましょう。インターネットの一括査定サービスを利用すれば、自宅にいながら簡単に複数の業者から見積もりを取ることができます。これにより、業者間の競争原理が働き、あなたの車の適正価格、あるいはそれ以上の高額査定を引き出す可能性が高まります。
手順3:最も条件の良い業者を選定し、車検が切れる前に契約と車両の引き渡しを完了させる
複数の査定額を比較検討し、最も条件の良い業者を選定します。そして、何よりも重要なのは、車検が切れる前に契約を締結し、車両の引き渡しを完了させることです。 これにより、車検切れによる査定額ダウンや隠れコストを一切発生させることなく、スムーズに売却を完了できます。
補足:
車検残存期間が長ければ長いほどプラス査定になる、というわけではありません。数ヶ月〜半年程度の残存期間があれば十分プラス評価の対象となります。重要なのは、「車検が切れていない」という事実そのものであり、これが買取業者にとっての再販時のリスクを低減させる最大の要因となるからです。

まとめ:合理的な判断は「車検が切れる前」の売却一択
本記事で解説した通り、車検切れの車を売却することには、査定額の減額、レッカー代、仮ナンバー取得の手間、そして相見積もり困難による機会損失など、あらゆる面でデメリットしか存在しません。
シミュレーションが示す通り、車検が切れるだけで数万円から十数万円もの損失に繋がる可能性があり、これは決して無視できる金額ではありません。
もしあなたの車の車検満了日が近いなら、今が最も高く、最も手間なく売却できるタイミングです。合理的な判断を下し、後悔のない売却を実現しましょう。
まずは、あなたの車の現在の価値を正確に把握することから始めましょう。
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車検が切れる前に行動を起こすことが、賢い車の売却術です。
「感情論抜きで、一番安くて速いのはどこか?」を徹底検証。
元・家電量販店のスマホコーナー担当。
複雑な料金プランやキャンペーンの「裏の条件」を読み解くのが趣味です。
「なんとなく大手キャリア」で毎月損をしている人を見ると放っておけません。
実測スピードテストと料金シミュレーションに基づいた、忖度のない情報を発信します。
ガジェットと猫が好き。


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