はじめに:古いMac (High Sierra) での確定申告ソフト選びの課題
macOS High Sierra(バージョン10.13)を搭載したMacを現役で使い続けている個人事業主やフリーランスの皆様、確定申告ソフト選びでお困りではないでしょうか。近年、確定申告ソフトの動作環境は最新OSへの対応が主流となり、macOS High Sierraに対応した公式に動作保証されているソフトは年々減少傾向にあります。
動作保証がないソフトを無理に利用することは、確定申告の重要な時期に予期せぬ不具合を引き起こす可能性をはらんでいます。具体的には、データ入力時のエラー、申告書作成の遅延、最悪の場合、大切な会計データの消失といったリスクも無視できません。これらのトラブルは、正確な申告を妨げ、多大な時間と精神的負担を伴います。
この記事では、macOS High Sierra環境で公式に動作が保証されている確定申告ソフトに焦点を当て、その機能、料金、サポート体制を徹底的に比較解説します。この記事を読めば、ご自身のMac環境で安心して利用できる最適なソフトが見つかり、正確かつ効率的な確定申告を実現できることをお約束します。
【大前提】High Sierra対応ソフトを選ぶ際の3つの必須チェック項目
古いMacで確定申告ソフトを選ぶ際には、特に以下の3つのポイントを徹底的に確認することが必須です。これらを怠ると、導入後に後悔する事態になりかねません。
ポイント1:メーカー公式サイトの「動作環境」を必ず確認する
最も重要なのは、各ソフトメーカーが公開している「動作環境」ページで、macOS High Sierra (macOS 10.13) が明記されているかを確認することです。「macOS 10.13以降」のような記載があれば対応していますが、具体的なバージョンが示されていない場合は注意が必要です。必ず「10.13」という数字が確認できることを徹底してください。動作保証のない環境での利用は、サポートの対象外となるケースがほとんどです。
ポイント2:クラウド版かインストール版か。OS依存度が低いクラウド版が有利
確定申告ソフトには、大きく分けて「クラウド版」と「インストール版」があります。
- インストール版: Macに直接ソフトをインストールして利用します。OSのバージョンに厳密に依存するため、High Sierra対応のバージョンが提供されているかが肝となります。
- クラウド版: Webブラウザを通じてサービスを利用します。OS自体の依存度は低いものの、対応ブラウザのバージョン要件が重要になります。High SierraではSafariやChromeの最新版が利用できない場合があるため、利用可能なブラウザでクラウドソフトが正常に動作するかを事前に確認する必要があります。一般的には、OS依存度が低いクラウド版の方が、古いOS環境では選択肢が広がりやすい傾向にあります。
ポイント3:サポート体制の充実度
旧OS環境での利用は、最新OSでの利用に比べて予期せぬトラブルが発生しやすい可能性があります。そのため、困った時にすぐに相談できるサポート体制が充実しているかは非常に重要なチェックポイントです。電話サポート、チャットサポート、メールサポートの有無や、サポート対応時間、旧OSに関するQ&Aが豊富に用意されているかなどを事前に確認しておきましょう。
Mac High Sierra動作保証!主要確定申告ソフト徹底比較表
macOS High Sierra (10.13) での動作が公式に保証されている主要な確定申告ソフトを、以下の比較表にまとめました。各ソフトの特長を比較検討し、ご自身のニーズに合ったものを見つけてください。
| 比較項目 | やよいの青色申告 オンライン | マネーフォワード クラウド確定申告 | freee会計 |
|---|---|---|---|
| 提供形態 | クラウド | クラウド | クラウド |
| 料金プラン(最安) | 年額8,800円〜 | 年額11,760円〜 | 年額11,760円〜 |
| High Sierra対応状況 | 公式に動作保証(Webブラウザ経由) | 公式に動作保証(Webブラウザ経由) | 公式に動作保証(Webブラウザ経由) |
| e-Tax対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
| サポート品質 | 電話・チャット・メール(充実) | チャット・メール(迅速) | チャット・メール(充実) |
| 無料期間 | 最大2ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
| 特記事項 | 初心者向け、導入実績No.1 | 自動連携に強み、中〜上級者向け | 直感的なUI、簿記知識不要 |

※上記情報は、各社公式サイトの動作環境および料金プラン(2024年3月時点)に基づき作成しています。ご利用の際は、必ずご自身で最新情報を公式サイトにてご確認ください。
【機能・スペック解説】High Sierra対応のおすすめソフト3選
上記比較表でご紹介したHigh Sierra対応の主要3ソフトについて、それぞれの機能とスペックを深掘りして解説します。
【やよいの青色申告 オンライン】業界最大手の信頼性と手厚いサポートが魅力
「やよいの青色申告 オンライン」は、会計ソフト業界で圧倒的なシェアを誇る弥生株式会社が提供するクラウド型確定申告ソフトです。その最大の魅力は、業界最大手の信頼性と、特に初心者向けの充実したサポート体制にあります。
- 操作性: 簿記の知識がない方でも直感的に使えるよう設計されたシンプルなインターフェースが特徴です。仕訳入力画面は分かりやすく、ガイド機能も充実しているため、迷うことなく確定申告を進められます。
- サポート: 電話、チャット、メールといった複数のサポートチャネルが用意されており、疑問点があればすぐに解決できる安心感があります。旧OSユーザーにとっても、手厚いサポートは大きなメリットです。
- 機能: 銀行口座やクレジットカードとの連携による明細自動取込・自動仕訳機能も搭載されており、日々の経理作業を効率化できます。e-Taxにも対応しており、自宅からの電子申告が可能です。
- High Sierraでの動作: 最新のWebブラウザ(Safari, Chrome等)が動作するHigh Sierra環境であれば、問題なく利用できます。公式が動作を保証しているため、安心して利用開始できます。
【マネーフォワード クラウド確定申告】銀行・カード連携による自動化機能が強力
「マネーフォワード クラウド確定申告」は、家計簿アプリとしても有名なマネーフォワードが提供するクラウド型会計ソフトです。銀行口座やクレジットカード、電子マネーとの連携による自動化機能が非常に強力で、日々の記帳作業を大幅に削減したい中〜上級者におすすめです。
- 自動連携機能: 1,500以上の金融機関サービスと連携し、取引明細を自動で取得。AIが自動で仕訳を提案するため、手入力の手間を最小限に抑えられます。これにより、経理にかかる時間を大幅に短縮し、本業に集中できる環境を構築できます。
- 豊富な機能: 請求書作成、領収書読み取り、経営レポート作成など、確定申告だけでなく事業運営に必要な多機能がオールインワンで提供されています。
- High Sierraでの動作: Webブラウザを利用するため、対応ブラウザがHigh Sierra上で最新バージョンに保たれていればスムーズに動作します。公式サイトでもHigh Sierraを含む特定の古いOSバージョンでの動作保証が明記されています。
- プラン: 事業規模や必要機能に応じて複数のプランが用意されており、柔軟な選択が可能です。
【freee会計】簿記知識がなくても直感的に使えるUIが特徴
「freee会計」は、「簿記の知識がなくても使える」をコンセプトに開発されたクラウド型会計ソフトです。会計知識がない個人事業主やフリーランスにとって、最も敷居の低い確定申告ソフトと言えるでしょう。
- 直感的なUI: 質問に答える形式で簡単に仕訳入力ができ、まるでチャットをしているかのように会計処理を進められます。専門用語を極力排し、視覚的に分かりやすいインターフェースが特徴です。
- スマホアプリ連携: スマートフォンアプリとの連携が強力で、外出先からレシートを撮影して自動でデータ化したり、経費を登録したりと、場所を選ばずに経理作業が行えます。
- レポート機能: リアルタイムで事業の収益状況やキャッシュフローを把握できるレポート機能も充実しており、経営判断に役立てることが可能です。
- High Sierraでの動作: 他のクラウド型ソフトと同様に、High Sierra上で動作する対応Webブラウザを通じて利用可能です。スムーズな動作のためには、ブラウザの定期的なアップデートが推奨されます。
注意:旧OS (High Sierra) を使い続けることの潜在的リスク
macOS High Sierraに対応した確定申告ソフトがまだ存在するとはいえ、旧OSを使い続けることにはいくつかの潜在的なリスクが伴います。これらのリスクを理解し、将来的な対策を検討することも重要です。
- OS自体のセキュリティサポート終了: macOS High Sierra (10.13) は、Appleによるセキュリティアップデートの提供がすでに終了しています。これは、新たな脆弱性が発見されても修正プログラムが提供されないことを意味し、マルウェア感染やデータ漏洩のリスクが高まります。確定申告という個人情報や財務情報を扱う作業においては、特に注意が必要です。
- ブラウザのバージョン制限: クラウド型確定申告ソフトはWebブラウザを通じて利用しますが、High SierraではSafariやGoogle Chromeなどの主要ブラウザの最新版にアップデートできない場合があります。古いブラウザでは、最新のWeb技術に対応できず、ソフトの機能が正常に動作しなかったり、セキュリティ上の問題が発生したりする可能性があります。
- 将来的な会計ソフト側のサポート終了: 現在High Sierraに対応しているソフトであっても、将来的にメーカーがサポートを終了する可能性は十分にあります。OSのバージョンアップは止められない流れであり、いつかは利用中のソフトが最新OSのみに対応となる日が来ます。
これらのリスクを考慮し、可能であればOSのアップデート(新しいMacへの買い替え含む)も視野に入れるべき時期に来ているかもしれません。しかし、当面の間は、本記事で紹介した公式に動作保証されたソフトを選ぶことで、リスクを最小限に抑えつつ確定申告を乗り切ることが可能です。
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まとめ:最適なソフトを選び、High Sierraで確定申告を乗り切ろう
macOS High Sierraを使い続ける個人事業主・フリーランスの方にとって、確定申告ソフト選びは重要な課題です。しかし、本記事でご紹介したように、公式に動作が保証された信頼できるクラウド型ソフトがまだ存在します。
- 初心者で手厚いサポートを求めるなら「やよいの青色申告 オンライン」が最適です。
- 銀行・カード連携による自動化を重視し、効率性を追求するなら「マネーフォワード クラウド確定申告」が強力な味方となるでしょう。
- 簿記知識に自信がなく、直感的な操作性を求めるなら「freee会計」がおすすめです。
いずれのソフトも、High Sierra環境でWebブラウザを通じて利用可能です。まずは各ソフトの無料プランやトライアル期間を活用し、ご自身のMac環境で問題なく動作するか、使い勝手はどうかを実際に試してみることを強く推奨します。
古いMacであっても、適切な確定申告ソフトを選び、有効活用することで、正確かつスムーズな確定申告は十分に可能です。この記事が、あなたの確定申告を成功させる一助となれば幸いです。
「感情論抜きで、一番安くて速いのはどこか?」を徹底検証。
元・家電量販店のスマホコーナー担当。
複雑な料金プランやキャンペーンの「裏の条件」を読み解くのが趣味です。
「なんとなく大手キャリア」で毎月損をしている人を見ると放っておけません。
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